東北大学と千葉大学、米ハーバード大学などの研究グループが東日本大震災による死亡率と、震災前の健康状態や行動などとの関連性を調べたところ、震災前に重度のうつ傾向にある人は、震災当日の死亡リスクの高いことが分かった。震災7カ月前の地域在住高齢者情報と津波による死亡原因との関連性を調べた。その結果、震災前に重度のうつ傾向だった人の震災当日の死亡率は12.8%で、全体に比べて3.9倍高かったということである。親と同居する人や友人との交流が多い人も当日の死亡リスクが高く、親や友人を助けようとして避難が遅れた可能性が示唆されている。また、震災後約3年間の影響も調査し、震災後は、友人との交流がある人ほど、死亡リスクが低いことも分かった。災害前の被災者の特長を調べた研究は世界的にも珍しく、避難が遅れやすい人の支援策立案など防災対策強化につなげたい考えである。【12月27日 日刊工業新聞より】
▼東北大学 東日本大震災による死亡リスクが明らかに‐震災当日とその後3年間‐
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